スーパーや街で拾えるダンボール。
無料で手に入るので、ダンボール工作にとてもオススメです。
でも、拾えるダンボールってどんな種類のダンボールか見分けるのが難しいんですよね。
僕自身もパッと見では見分けがつかないこともあります。
でも知ってましたか?実はこのダンボールの種類、正確に見分ける方法があるんです!
この記事ではダンボールの種類を見分ける方法について紹介していきたいと思います。
さくっと目次
ダンボールの種類の見分け方
ダンボールの種類を見分ける方法ですが、実はダンボール箱の30cm内にある段数を数えることで、種類を見分けることができるんです。
この方法はダンボールの教本にも書いてある見分け方の1つで、はじめての方でも簡単に見分けることが出来るようになっています。
実際に記載されている数字はこちらの通りです。
A段(Aフルート) 段の数/30cm →34±2(JIS Z 1516)
B段(Bフルート) 段の数/30cm →50±2(JIS Z 1516)
C段(Cフルート) 段の数/30cm →40±2(JIS Z 1516)
E段(Eフルート) 段の数/30cm →約93(規定無し)※80以上のこともあり
F段(Fフルート) 段の数/30cm →約126(規定無し)
G段(Gフルート) 段の数/30cm →約180(規定無し)
A,B,CについてはJIS規格の規定もあるので、ほぼ確実にこの数字以内に収まってきます。
E,F,Gなどのマイクロフルートについては、製造しているメーカーによって段数が異なります。明確な規定が無い為、確実な段数が無いのが現状です。
ただ、E段(Eフルート)の段数で、F段(Fフルート)になることはありません。そのため、段の数が近いダンボールが該当する種類にはなります。
マイクロフルートの段数については、武田紙器さんのサイトが詳細に説明されていたので紹介しておきます。
では、実際に3種類のダンボール箱を用意してみたので、段の数を数えながら実際に調べていきたいと思います。
引っ越し用ダンボールの種類
引っ越しに使うためのダンボール箱です。
荷物の保管用としても使えますね。
当然強度がいる仕様になっています。ということはA段(Aフルート)かな?
というわけで実際に段の数を数えてみましょう。
結果は・・・・・
段の数が34=A段(Aフルート)で製造されてました。
引っ越し用の荷物などの重い物を持ち運ぶには、これぐらいの強度が必要ですよね。
赤ちゃんおしりふきダンボールの種類
自宅に丁度ダンボールがあったので調査してみました。
12個パックなので、比較的重さもありました。
ということは、A段(Aフルート)かな?
というわけで実際に段の数を数えてみましょう。
結果は・・・・・・。
段の数が34個=A段(Aフルート)で製造されてました。
赤ちゃんのおしりふきが12個も入ってましたので、強度が必要だったように感じます。
こどもチャレンジのダンボールの種類
ちょうど子供がこどもチャレンジを受けていたのでダンボール箱があり、せっかくなので調べてみました。
みかん箱タイプ(A式)ではない特殊な形状のダンボール箱は、B段(Bフルート)のことが多いです。
ではでは実際に調べてみましょう!
結果は・・・・・
段の数が48個=B段(Bフルート)で製造されてました。
余談ですが、こどもチャレンジの箱は、開ける時からワクワクする感じがする形なのが良いですね。
【番外編1】猫の爪とぎ用ダンボールの種類
番外編その1、ホームセンターで購入した猫の爪とぎについても調べてみました。
ダンボールの波目が多いので、たぶんB段(Bフルート)だと思うのですが、果たしてどのダンボールなのでしょうか!?
ということで実際に調べてみました。
結果は・・・・
段の数が48個=B段(Bフルート)で製造されてました。
猫の爪のことを考えると、段目が細かい方が良いのかもしれませんね。
余談ですが、最も製造費用が安いのもB段(Bフルート)と言われています。
【番外編2】Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)のダンボールの種類
番外編その2、話題のニンテンドースイッチ用ソフト、Nintendo Laboについても調べてみました。
どのパーツも同じダンボールでしたので、このパーツを元に調べてみました。
見た感じE段(Eフルート)だと思うのですが果たして結果は・・・・
段の数が80個=E段(Eフルート)で製造されてました。
E段(Eフルート)の規定は、段の数/30cm →約93(規定無し)
となっており、この数字からは離れていますが、武田紙器さんのサイト他を見て調べる限りでは、80以上ならE段(Eフルート)の可能性が高いようです。
なので、恐らくE段(Eフルート)だと思います。
見分け方についてまとめ
ダンボールの見分け方についてご紹介してみましたが如何でしたでしょうか?
A,B,C段については、このやり方でほぼ100%見分けることが可能です。
また、E,F,Gなどのマイクロフルートについても、精度が高く見分けられます。
ただし例外も存在し、例えば海外のダンボールなどについては段数が異なる場合もあります。
とはいえ、殆どのダンボールはこのやり方で見分けが付くので、ダンボールの種類を統一したい時には、是非このやり方を使ってみてください。
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